香りの好みはその日の心身の状態によって変化します

季節の変わり目で体調もお肌の調子も切り替わる時期です。

夏の紫外線で傷んだお肌のケアと、これから空気が乾燥する時期に向けての対策で、アロマセラピーセルフケアコースでは、フェイスパックやローションを作成していますが、有用性に着目して選択するだけではなく、好きな香りも大事なポイントになります。

有用性に関しては薬理成分の影響で、その有用性を得たいと思っていても、体質的に成分が合わない場合や、必要ではない場合もあります。

事前に必要かどうか、合うかどうかテストをするのですが、好きではないと感じる香りは今は必要ではないということが分かります。

 

香りの好みは、その時の体調の変化によって変わります。

体内のホルモンのバランスが関係しているからです。

わたしたちの体内で体内のバランスをとるために分泌され作用するのがホルモンで、このバランスにより、香りの好みも変化します。(対外的に分泌され情報を伝達しているのはフェロモンと言われて、ホルモンとは関係ないといわれています。)

また、感情の状態にもホルモンは影響を受けるので、例えば極度にバランスを崩した場合には、普段好きだった香りを全く感じることが出来なくなり、暫く嗅いでいて落ち着いてくると香りを感じることが出来るようになるということが起きたりします。

それほど、わたしたちは香りに対して敏感に反応することができて、その反応を利用して心身のバランスをとることをアロマセラピーとして活用しています。

 

ですから、いくつかの好みのエッセンシャルオイルの働きをみると、あなたの感情パターンの傾向やそれがどのように体に影響を与えているのかなど、あなた自身を知る機会にもなります。

そうすることで、自分自身でバランスをとりやすくなり、ストレスに対しても対応しやすくなります。

香りの感じ方の変化は、あなたの状態の変化を分かりやすくあなたに教えてくれます。

 

薬理成分に注目してあまり好みではない香りを使うよりも、あなたが心地よいと感じる香りを使うことの方があなたのバランスの回復には助けになるでしょう。

そして、何よりも大事なことは、『好きだから』とか『良いから』ということで、利用し過ぎないことです。

わたしたちの脳は、変化に対応するようにできていますので、いつも同じ香りばかりを使用していると、その香りに慣れてきて、だんだんと同じ香りを感じにくくなります。

そうすると、ついつい香水であればつけすぎて量が増えていったり、使う回数が増えたりすることがありますが、あなたの周囲の人はその香りを嗅ぎ続けているわけではありませんから、とても強く刺激されてしまいます。

最近では、柔軟剤の香害が問題になっていました。

人其々、必要な香りや好みが違いますから、自分だけでなく周囲の人たちが不快にならない程度で楽しみましょう。

 

また、それほど強い香りを嗅ぎ続けるということは、何らかのバランスをとる必要があるということも有るかもしれませ。

その香りに合わせた状態にも身体が変化し続けることになりますから、香りも同じ香りとずっと使い続けるのではなく、その日の状態やある程度の感覚を置いて違う香りに切り替えるなどの対策をするとよいでしょう。

 

香りはあなたにあなたの状態を教えて、あなた自身がバランスを回復する手助けをしてくれます。『過ぎたるは及ばざるがごとし』と言う諺がありますが、エッセンシャルオイルの場合、足りないならば足すことは出来ますが、使い過ぎるとそれを取り除くとなると体内に入ったものは身体に負担にもなりかねませんから、安全に楽しめるようにしましょう。