いよいよ大晦日ですね。
近くの商店街のお餅売り場は、鏡餅やお雑煮に入れるお餅などを買い求める人で賑わっていました。
最近は、真空パックされた切り餅が普段から店頭に並んでいるものの、やはり、この時期になると需要は高まりますよね。
お餅には、滋養強壮、痛み止め、毒消し作用があると言われているそうで、一年で最も気温が低くなるこの時期には、熱を生み出すお餅は最適な食べ物です。
それに栄養の吸収が良く腹持ちも良いので、年末に忙しくて疲れ気味の方には、優しい食べ物です。ただし、良いからといって食べ過ぎたら逆効果ですので適切な量を摂取しましょう。
ただ、喉に詰まらせてしまう事故も発生していますので、高齢者や子供には注意が必要になります。
以下のことを参考に対応してみましょう。
・食べやすい大きさに小さく切る。
・姿勢を正して顎を引いて食べる。(顎が上がると、食べたものが気道に入りやすくなります。 また、食べたものを飲み込みにくくなります。)
・唾液が少なくなる高齢者は、先にお茶や水を飲んで喉を潤してから食べる。
・話しをしながら食べない。(話しをしているときは気道が空いている状態なので、話しながら食べ ると、気道に入りやすくなります。食べることに集中しましょう。)
・ゆっくり、しっかり噛んで食べる。
・他の人がいるときに食べる。(もし、喉に詰まらせたときにすぐ対応するため)
私は、過去にアトピーが悪化したとき、病院で、もち米やお餅は摂取を止めるように言われました。
理由は、お餅は熱を生じさせる働きがあるので、身体が温まることによって痒みが増すアトピー性皮膚炎がある時には特にNGになります。
他にも、冬の乾燥した空気でお肌も乾燥して痒みがある方も、落ち着くまで控えて、痒みが収まってきたら少しだけ食べるように調整しましょう。
痒みの主な原因は、湿熱と乾燥で、体の水分代謝が上手くいかずに熱が体内にこもり、皮膚を潤す力不足とのこと。
食べた物で私たちの体は作られていますから、自分がどのような食事をしているかを見直すことも有用ですね。
好きだからといって、そればかり食べていると、体のバランスが崩れ、不調を招くことになりますから、何事もバランスですね。
7日にいただく1年の健康を願う七草粥も、お正月で疲れた胃腸を労わるタイミングとしてもあります。
節制するとしても、我慢や無理をしていては続きませんから、トータルでバランスをとれるように調整する方が続けやすくなります。
来年も、身体の声を聴きながら、バランスのとれた在り方を目指しましょう。