わたしたちの潜在意識には、意識して見ないようにしているものや、蓋をして無かったことにしているものなどが封じ込められています。もうこの時点で意識して、氣がついてしまっているので、波長としては外に表現されています。そして、見ないようにしていたり、蓋をしていたりすることを忘れてしまっていることも潜在意識に存在しているので、無意識のうちに現実に影響を与えています。
このように、わたしたちの現実には、自分の内側に押込めているもの、違う言い方をすれば自分が意識していても意識していなくても私たちの内側に持っているものの影響で現実に何らかの出来事が表現されます。
それが、自分の基準で良い悪いと評価されるのですが、あまり思わしくない状況が表現されている時には、どうにかしようと焦ってもがいてみたり、悩んだりします。
でも、この状況に対しては、今の自分であれば対応でき、向き合うことができるのから、シンクロニシティでその状況が起こっているので大丈夫と言うお話しは以前しました。
この時に、大切なことは、そのことに目を瞑り見過ごさないことです。そして、ありのままを受入れてみることです。
ギリシャ神話のパンドラの箱(ウィキペディア(Wikipedia)のお話しでは、あらゆる災いが溢れ出て、最後に残ったものが希望でした。
わたしたちがあまり望ましい状態ではない時、焦点はその望ましくない状態に当たっていて、意識を向けているのでその状態が引き続き創りだされることになっていきます。
ですから、それをどうにかしようと中途半端な状態にしがみついているよりも、『もうだめかもしれない』と感じたときには、良い意味で開き直ることです。
諦めではなく、『なるようにしかならない』と、開き直ることで、今までは望ましくない状態自体に焦点を当てていた状態から、焦点を当てていたものを変えることがしやすくなります。開き直ることで見えてくるものは「希望」です。
これは、「こうなっていくだろう」という未来に対しての希望ではなく、『今、こうすることが出来るかも』というような、今現在に対しての希望です。可能性です。
この希望・可能性に焦点を当てることが出来るようになると、現実に創りだされるものが変化し始めます。意識を向けるものが変わるので、波長の切り替えができるのです。
「期待」は、相手に対しての依存が含まれますから、この時にあるのは「期待」ではなく「希望」です。 あなたの中にある「希望」です。この「希望」があるので絶望せずに生きていけるのです。
ホスピスで看護師長をされている方のお話しで、入院されてきた患者さんのお話しを聴いていると不安や恐れを出し切ると、次第に、この時期までは生きたい、生きている間にこれはしておきたい、と、言うようなポジティブな希望のお話しをするようになるとのこと。その希望は、生きる力になり、責任をもって後悔無く生き抜くことが出来るようになると。
窮地に陥った時は、良い意味で開き直りましょう。
あなたの内側にある答え見出し、智慧と繋がりやすくなります。
焦点を合わせていたものを変えると波長を切り替えることが出来、わたしたちが目にするものが変化し始めますよ。