自分を変えたいと思もうとき、わたしたちは、他の人と比べている時もありますし、自分自身の未熟さや欠点に焦点が当たっています。
もしくは、今の状況を変えたい、もっと生きやすくなりたいと思いから今の自分を変えたいと思うことが多いでしょう。
この時に大事なことは、変えることが必要なことと、変えてはいけないものがあります。
変えてはいけないものは、あなたの本質に関わることです。
これは、あなたが生まれてきたときに持ってきた才能や能力になります。
変えてよいものは、あなたのものの見方や捉え方など、あなたの本質に関わらないものになります。
ライオンがウサギにはなれませんが、心配性なライオンは用心深く慎重なライオンには成れます。
わたしたちが本質を変えようと思うと、自分ではない他の誰かになってしまいますし、本来の自分の人生ではない生き方になり、本来の使命を果たすことが難しくなってしまいます。
しかし、本質は変えなくても、後天的につけてきた必要のないもの(価値観や思い込み、経験からくる偏ったものの見方、捉え方など)は、その使い方を変えたり手放していくことで本来のあなたを取り戻し、魅力にさえなります。
また、オズの魔法使いの物語では、智慧がないから智慧が欲しい案山子、心がないから心が欲しいというブリキ男、臆病で勇気がないから勇気が欲しいライオンとともに、エメラルドの国を目指して旅をします。
エメラルドは、わたしたちのハートの象徴になっています。
智恵が欲しいという案山子は、道中多くの場面で智慧を絞りピンチの時に皆をサポートします。
心が欲しいというブリキ男は、案山子が焼かれたときに涙します。
臆病で勇気が欲しいというライオンは、魔女から皆を守るために戦います。
持っていることに氣がついていないだけで、本当は持っているし、使っていくことで磨かれていきます。わたしたちは、ハートのある自分の内側に意識を向けていくことで、自分が何を持ってるかに氣がつき始めます。
意識が外側を向き、他の人と比べているうちは、自分が持っているものには氣がつきません。なぜなら自分を見ていないからです。
あなたが共鳴して、得たいと思うものは、全く同じものではないかもしれませんが、それに代わるものや同じような働きをするものを既に持っている可能性があるものでもあります。
あなたの内側にあなたが生きるために必要なものが備わっています。
あなたの内側に意識を向けて、あなた自身が何を持っているのかに氣がつきましょう。
もしかしたら、そのツールの使い方には少し練習が必要かもしれません。
その使い方を少し変えることで、今とは違う結果が起こってきます。
他の誰かになるのではなく、あなたの内側に意識を向けて、あなたが持っているものに氣がつき、それを適切に使うことで結果は変わります。
そして、今この瞬間に意識を向けて命と時間を大切にすることです。