3日は節分です。
豆をまいて鬼を追い払う行事が各地で行われます。もとは奈良時代の宮中行事だったようで、それが平安時代に一般の家庭でも行われるようになったそうです。学校の給食にも豆が出てきて、みんなで豆まきをした思い出があります。
さて、節分では春を迎えるにあたり、鬼を追い払い福を招くとして「鬼は外、福は内」と言って豆を撒きますが鬼とは何でしょうか。
この鬼は、「追儺(ついな)の鬼」と言って、悪鬼・疫鬼で、陰陽道の行事でした。でも、鬼はどうやって生まれるのか。
この鬼は、人間が溜めてしまった邪気で邪(よこしま)な想いから生まれる鬼だそうで、いつの間にかその鬼に身も心も奪われてしまうものとされています。
最近、悲惨な事件が多発していますが、まさにこの鬼なのかもしれませんね。
そして、この鬼の正体はわたしたちの邪な想いなのですから、払っているのは、わたしたちの内側の邪気です。それを外側の鬼に見立てて追い払って正気を取り戻すということのようです。
冬の陰の氣から春の陽の氣に切り替わり活性かする前にお祓い浄化する節分の行事。
知らず知らずのうちに溜めてしまっている邪気をお祓いするのは豆まきだけでなく、自分自身で内側と向き合い、手放しが必要ですね。
“魔が差す” という言葉の“魔” もこの鬼に変わる可能性もあります。もしかしたら同じことなのかもしれませんね。
潜在意識に押込めている想いや、日常のストレス、思い込みが“魔” になることがあります。自分自身で自分の内側を客観的に観察して、上手くコントロールできている時はよいのですが、限界を超えると“魔”に変わります。
定期的に自分の内側をチェックする必要がありますね。このチェックが出来なくなってきたら要注意なのかもしれません。
毎日の入浴時に天然塩と日本酒を入れて、ゆっくりとお湯に浸かるのを1週間くらい続けることも浄化になりますので、節分だけでなく時々実施してみるといいですよ。
体も温泉に入ったときのように温まり、湯冷めしにくく、深く眠れるので疲労回復にも良いです。
日本酒は、1合(180ml)くらいで様子を見てくださいね。
アルコールが苦手な方は、天然塩だけにしましょう!!
天然塩も肌が弱い方は、肌荒れを起こすこともあるので、15g~25gくらいから始めて様子をみて加減してみてください。
しっかり眠って、氣持ちをすっきりさせて、自分の内側にしっかり留まり落ち着いて新しい春を迎えて1年を過ごしましょう。