状況を俯瞰して観る方法

ものごとを俯瞰して観ることが、状況の解決をもたらす鍵となる氣付きを得やすくなるのですが、俯瞰して観るという行為が、慣れないと難しく感じたり、状況に巻き込まれたりして捉われている状況では視野が狭くなり俯瞰しているようでもできていないことも有ります。

 

そのような時には、気持をまずは落ち着けるためと、ネガティブな感情を手放しするために紙に書きだすとよいということは気持を軽やかに切り替える方法で、紙に書いて破るか焼く方法をお知らせしました。

この書き出す行為、書き出すことで自分の内側にある捉われていることや、その時の感情を自分の中から外に出すことは出来ますが、氣付きを得るためにはもう少し作業が必要になります。

 

書き出されたものをもう1度見直してみましょう。

そして、その書き出された文言を見てあなたは何を感じるでしょうか。

 

例えば、「怒り」に関する出来事や状況が書き出されているとしましょう。

この「怒り」は、どこからやってきているのかを感じるようにその書き出されたものをもう1度見直します。

 

例:状況や感情をただ書き出したもの

「○○さんが○○をしてくれない」

「担当者が仕事が出来ないから、仕方なく私が○○も○○もしているのに、○○さんはそのことに氣がつかずにしかも担当ではない私に文句を言ってくる」

「その書類は私がしたのではないのに、ミスは私のせいになっている」

 

では、これらの文章が書かれている場合、隠れている思いは何でしょうか。

 

○○さんが○○をしてくれない → なんで私が人の仕事までしないといけないの(怒)

担当者が仕事が出来ないから・・・→ 頼まれてもいないから私がしなくてもいいのに

無理をしてやってるからイライラするんだ

その書類は私がしたのでは・・・→ 「担当に伝えます」とか、

私は関わっていないことを言えば良かった

 

全体を見ると、結局、これって、本当はしたくなかったのに、『周りが困るから』とか、

氣を回してやったことなんだよなぁ。』と言うことに氣がつきます。

そして、無理をしてまでやったから怒りの強さも強くなります。

この怒りは、どこからやってきているのか。

 

この例の人の場合は、氣配りが出来て仕事が出来るので、ついつい目に入って氣になると自分も大変なのに無理をして、他の部署が困るからと人の責任まで背負っていることが分かります。

私が周りを氣に掛けているように、私のことも大事にして欲しい、氣にかけて欲しいという思いが隠れています。

周りに向ける、優しさと思いやりを、自分自身にも与えることが必要だということです。

そのほかにも、『私が勝手に「しなければ」と思ってやっているだけで、私が無理してしなくても良いし、私がしてしまうことは○○さんのためにはならないんだなぁ』ということにも氣が付くかもしれません。

 

このように、状況や感情を紙に書きだしたあと、その感情はどこから来ているのか、何に対してそう思うのかということを書き出して、そして、最後に全体をみてみます。

そうすると、感情だけにフォーカスしている時には見えなかったその感情の原因となる本質がみえてくるようになります。

慣れてくると紙に書き出さなくてもできるようになりますが、慣れるまでは、紙に書き出してみると、客観視しやすくなります。

氣づくことが出来れば、その時から意識が変わるので実際の状況も変わり始めます。