準備は何事にも大事ですね。
ただ、準備を完璧にすることは難しいかもしれません。
なぜなら、実際に物事が起こってからしか、何が起こるか分からないから。
なので、まだまだと準備ばかりしていても実際に心を決めて動かないとずっと準備ばかりしていることにもなりかねません。
心の準備も必要になりますが、整うのを待っているばかりではなく、自分で期限を決めて動くことも必要です。そうして動いていく中で足りないものは補い備えることが可能です。
また、考え過ぎや心配性の質の傾向のある人は、上手くいかない場合、いざという時のことばかりを考えて取り越し苦労になることも多く、準備だけでエネルギーを使い果たすことも。
何でも、きっちりするよりはある程度の余裕を持たせることも大事です。
そして、その余裕は、実践の場でどれだけ臨機応変に対応することが出来るかということです。
例えば、最近は地震などの自然災害も発生しやすい環境ですので、ある程度の防災・減災のための準備、備えが必要ですが、今の生活を現状維持しようとするのではなく、状況や環境に合わせた備えが必要になります。家が被害を受けていない場合は、ある程度の不便さはあっても、水や食料などの備えがあればなんとかなるかもしれませんが、避難所に避難するとなった場合、自分で持ち運べる分だけしか備えられません。
その時に、1つのもので複数の方法で利用できるものなど、臨機応変に創意工夫して使えるものが便利になります。
思考の柔軟性が問われますね。
これまでの固定概念で、これはこの使い方と決まった使い方だけではなく、発想の自由で創意工夫することが出来ます。
準備する間に、発想の柔軟性や創意工夫をする能力を磨くことが出来ます。
準備している時には、実際に動き出すために備えるということもありますが、その備えをしていることでわたしたちの持つ才能や能力も使われ、磨かれていきます。
そして、臨機応変さは、準備の間に培われてきた経験や知識、既にあなたの中にある智慧があなたをサポートします。
準備をし続けている間は、あなたの自信にもつながらないでしょう。
実際に行動して、あなたが達成感や満足感を得られたとき、自信になります。
準備を整えて動き出すことで、見えてくるものがあります。
これまで準備を続けてきて、そろそろ動く時だと感じているならば、意を決して動きましょう。
もう既に、次の段階に進む時が来ています。