日常で幸せを感じるには刺激も必要です

穏やかな人生、穏やかな毎日をと願うことも多いと思いますが、脳も刺激が少なくなると脳内ホルモンの分泌は自然と減っていき、脳の機能は衰えていきます。

その結果、幸せを感じることも少なくなります。

アルツハイマーの患者さんには、家族で会話をすることがリハビリになったり、ケア施設では手先を使う作業が取り入れられたりしているのも脳を刺激して機能の維持や改善のためです。

 

また、ある4世代で暮らすご家族。90歳以上の曾祖母の役目は、家事全般で、他の家族の大人は農作業やお勤めに出かけることが日常です。

曾祖母の方は、「昔から、ここの家はこうだったし、仕事をするのは当たり前だから体が動く間は続けます。」と言って、生き生きと元気に家事をこなしていました。

脳には、本来、何らかの目標を達成することで大きな喜びを感じるという性質を持っていて、達成感を感じることで報酬系である脳内に快感を感じさせる脳内システムが活発化し、ドーパミンをはじめとする脳内快感物質が盛んに分泌され、幸せをより感じられるようになります。

何らかの役目を持って、その役目を達成させることは、達成感と幸福感を感じることが出来、曾祖母が毎日を生き生きと過ごすことに繋がっていました。

 

ただし、この報酬系は簡単な目標では活発化せずに、困難な目標を達成することで活発化し大きな喜びを感じることに繋がります。

人生における困難は、それを達成できる度に幸せを深く感じることが出来るのですから、

ピンチが来た時は、幸せの手前なのです。

困難さを感じることができるから、幸せも感じることが出来るのです。

人生における困難に必要とされる才能や能力は生まれるときにしっかり持って生まれてきています。それを思い出すためにもその困難はある可能性があり、その困難をきっかけに、あなたの役目や使命を思い出す鍵になっていることもあります。

 

ジェットコースターを怖がる人からするとジェットコースターのような人生は辛く感じますが、ジェットコースターが好きな人にとっては、そのような人生の方が生きがいを感じ、幸せを感じやすくなります。

その人の質にあった生き方があります。

ですから、無理をした方が良いということではなく、自分の質に合った在り方のなかでも、好奇心をもち、困難を避けるという意識ではなく、必要なことは必要なタイミングで起こり、目の前のことに取り組むことで達成した暁には幸せを感じることになります。

幸せを感じ、脳を若く保つためには、好奇心をもってチャレンジすることで脳を刺激すること、その人にあった適度な困難な目標を達成していくようにすることになります。

それは、私たち自身の成長にも繋がっていて、人生を通した役目や使命を果たすことにもなります。

自分の人生を諦めるのではなく、自分を成長させていくこと、そして、それは周囲の方たちへの幸せにも繋がっています。