昨日は、一年と通した大きな『氣』の流れのお話しでしたが、
今日は、個人的に感じる感情をコントロールしてできるだけ安定させる方法を
見ていきましょう。
◇人は人、自分は自分といい意味の区別をつける
人に同一化しないことです。
共感することは、思いやりや優しさをもって助け合うことができますが、同一化や同調をしてしまうと、人の感情を自分のことのように感じて引き込まれてしまいます。
また、自分の責任において為すことではないことに自ら首をつっこみ、自分で困難を抱える事例もみられます。
例1:他の人が注意を受けているのに、自分が注意を受けている感じがしてしまう。
例2:友人が他の人について話しをしているのに、自分もそう思われているのではない
かと心配になってくる。
例3:今日も上司の機嫌が悪いけど、私が何かしたかなと不安になる。 など
実際には、もっとほかの要因もふくまれていますが、多くのこういう状況は、自分と他者との境界線が引かれておらず、良くも悪くも自分のことのように思えてしまいます。
こういう場合は、人と自分は違うことを認識し、気持ちの切り替えをしてみましょう。
例1の場合:『これは、私のミスではなかったけれど、でも自分も気をつけよう。』
『注意されている点は、自分は気を付けているから大丈夫だけど、
気を緩めずに取り組もう!』
などと、境界線を引いてポジティブに変換してみましょう。
例2の場合:『私のこともその人と同じように思っていたら、私にはその話しを
しないよね。じゃあ大丈夫かな。』
『この子は、そんなふうに感じているんだ。私の価値観と違うんだ。
今まで知らなかった側面を知ったよ。』
などと、相手を知る材料になります。
例3の場合:『上司は、何か会社に着くまでに嫌なことがあったのかな?
まぁ、私には関係のないことだから気にしなくていいや~。』
などと、感情の持ち主は自分であることを意識して、感情の選択をしましょう。
◇事故や事件、自然災害などのショックを受けるような動画やニュースなどの情報から離れる
最近は、インターネットで動画の配信や、ニュースにも動画の投稿などで、事故や事件現場、自然災害のリアルな状況を目にしやすくなっています。
悲惨な状況を何度も見聞きすることで、実際に体験した人たちと同じような状況になり、
ショック状態になります。
気持ちが重く沈んでくるようならば、せめて文字での情報収集にとどめるくらいにして、できるだけ、インターネットやTV、新聞などから離れましょう。
そして、自分の趣味や何か集中できるもの、ペットなどに意識を向けて切り替えをしましょう。癒されたり明るく笑えるストーリーの漫画を読んで笑うのもいいですね。
◇自分自身にゆとりをもつ
忙しいときは、普段、精神的に安定している人でもイライラしやすくなります。
日々の行動や時間に関することなど、心に余裕をもつことで、一喜一憂せずに落ち着いて対応できるようになります。
◇人に話しを聞いてもらう
自分がどういう状況なのか確認できない状況ならば、人に話しを聞いてもらいましょう。
あなたを客観視できる人か、サポートできる人に話しをすることで、あなた自身の気持ちを整理し、あなた自身を客観視できるようになるでしょう。
気持ちが落ちたとき、その原因に気づきやすくなり、その原因に合わせた対応がしやすくなります。あなたが、あなた自身の頭(精神)と心と身体と魂がしっかりつながり、あなた自身の軸をみいだすと感情のブレも小さくなり、気持ちの浮き沈みの幅が小さくなると、エネルギーを感情以外に使えるので気持ちも軽くなりますよ。
◇香を使う
ベルガモットやオレンジ、マンダリンなどの柑橘系の香りは、気持ちをリフレッシュさせて明るく前向きにさせてくれます。 特にベルガモットの香りは、落ち込んだ気持ちを引き上げますが、フラットな状態に引き上げるので、精神的な落差の負担を軽減できます。ただし、光毒性があるので、直射日光に当たらない夕方から夜の間に使いましょう。ベルガプテンフリー(光毒性成分除去済み)のエッセンシャルオイルもあるので、お店で確認なさってみてくださいね。
気持ちの変化に気づくことができるようになると、人生に必要な気づきを得る機会も多くなります。
気持ちの変化は私たちが何かに気づくサインになっています。
感情に振り回されずに、気づきのヒントを得て、豊かな人生にしたいですね。