必要のない困難を避けるには自分の質を知ることです

水害、台風や地震などの自然災害が増えている状況ですが、備えは出来ていますでしょうか。

保険ももしもの時の備えですが、保険はセールスするのが一番難しい商品と言われています。物質的に形があるものではなく、しかも、不確かな未来に対しての備えだからと言うことでした。実感が湧きにくい分、そこにお金を使おうとか備えようという感覚が湧きにくいからでしょう。

備えは、『もしも』の時に備えるのですが、この備えは心配し過ぎや、考え過ぎる傾向にある人にとっては、抵抗なく行動しやすいかもしれません。

でも、ズレたポジティブ思考や自分の都合の良いように理解しやすい傾向の人は、行動しにくい場合や、そんなものは必要ないと思う場合さえあります。

自分自身を落ち着けるための『自分は大丈夫』という思いは必要かもしれませんが、これが正常バイアスとなると本当に大丈夫ではなくなります。

心配し過ぎる傾向や考え過ぎる傾向の人は、不安になりやすいので、不安になることを減らす意味でも備えることを行うと、安心しやすくなります。事前にできる用意をしたのですから、あとは心配する必要がなくなります。

可能性として、心配し過ぎる傾向や考え過ぎる傾向の場合、備えをしたのに『まだ足りないんじゃないか』と不安になる可能性はありますが、それでも何も備えないよりはましです。そのような状況の時には、『最低限必要なものは備えて、あと自分にとっては必要なものも備えたから、これで大丈夫』と落ち着くことです。

ところが、自分の都合の良いように捉える傾向や、ズレたポジティブ思考の場合は、楽観的に『自分は大丈夫』『何とかなる』と考えることが多く、実際に経験をして『あの時に、対応して備えておけばよかった』と後悔しつつ学ぶことになります。

ただ、自分で避けることが出来る苦労や困難は、本来は経験しなくても済むことですから、経験しないに越したことはありません。

 

ネガティブよりもポジティブが良いというような雰囲気がありますが、どちらが良いということではなく、その質の使い方とバランスが重要になります。

これは、備えという行動に限らず、他の行動に対しても同じことが言えます。

質は、何かの行動をとる時にその素になっているものです。

あなた自身の思考の癖と傾向を知っておくと良いでしょう。

そうすることで、あなたらしくバランスをとることがしやすくなります。

 

人は個性として本質的にある程度の偏りがありますが、自分の質を総合的にみて、その質を補い合いながらバランスよく使うこともできます。

質の方よりはそのようにしてバランスをとりつつ、外側の状況に対応する際には、その状況や情報を否定したりすぐに信じ込んだりとどちらかに偏った捉え方をせずに、客観的に把握してバランスをとることが必要です。