今回は、親子関係についてのお話しです。
※そのほかの人間関係についてはこちら
会社の人間関係について(10月26日ブログ)
自分の意思で選択できる場合のプライベートな人間関係について(10月26日ブログ)
魂のレベルでは子供は親を選んで生まれてくるとも言われていますが、
意識レベルでは、親を選んだ記憶が残っていることは稀で、
現実社会では、虐待やら様々な問題も発生しています。
子供の脳は、3歳ころまでに約80%完成するといわれ、
TV番組で子供の様子を観察していましたが、
価値観も既にはっきり持っていました。
その後、10歳前後である程度人格も完成し、
中学生以降は、自分で気づかない限り変えることは難しくなります。
私たちは、人生の役目を果たすために必要な
質、才能、能力を持って生まれていて、
それを使いこなすために多くの経験が必要で、
子供の頃は、自由に遊び、興味が向くものを学び、
そのための安全を確保し、子供の人生の役目を果たすことが
出来るように、見守るのが大人の役目です。
そして、神経細胞の発達に欠かせないのが “愛情” です。
幼少期に、親や学校の先生などからの体罰は
脳を委縮させ脳の発達を阻害することが研究からわかっています。
3歳ころまでに愛情をしっかりと与えられ、
「あなたを信頼し、あなたの味方である」ということを
両親から受け取ることができた子供は、
その後の成長過程において、自分の役目を見出し、
社会的ルール(暴力・犯罪など)を犯すことなく、
進むことができるといわれています。
一般的によくみられるのは、
妊娠するまでは、『神様からの授かりもの』などと表現されますが、
生まれた後は、『私の子供』というような所有感をもったり
親が果たせなかった夢を託したり、
無意識のうちに親の価値観を押し付けるような接し方をしていたりします。
そのような接し方で育てられた場合、
オーラソーマ®コンサルテーションで、ボトルを選択する際に、
親に「これでいい?」と何度も確認をするような行動が見られます。
これは、子供の意思より、親の意思に従う行為です。
自分で刷り込んだものならば刷り込みを外しやすいですが、
自分以外の誰かから刷り込まれたものは
そのことに氣づくことが難しく、
後々、刷り込まれた本人が大変な思いをします。
親や先生などの価値観が刷り込まれる前の、
もうすぐ2歳になるという年齢の子に
オーラソーマ®コンサルテーションを実施したことがありますが、
ちゃんと状況を把握して、両親を観察して、
親のことを想い行動していることがわかりました。
子供は親が思っている以上に、親や状況を観察しています。
両親の関係性も子供は感じ取っていますので、
子供への影響も大きくなります。
子供は、身体は小さいだけで、
中身は魂と人格をしっかり持った一人の人です。
オーラソーマ®コンサルテーションでは、
子供がまだうまくコミュニケーションをとることが難しい年齢でも、
その子の状態、状況を知ることができ、
その結果、どのように対応・サポートすればよいか確認できたり、
安心することができます。
また、親子、家族では、共通のテーマがあり、
それぞれが選んだボトルの色から、
どのようにサポートし合っているのか
どのような質を持ち、より高め合えるのか
ということなどを見ることができます。
よく見られる傾向として、
親が、ありのままの自分を受け入れることができていれば、
子供の様子を見ていてもそのまま受け入れられるのですが、
親が自分自身で見ないようにしている側面や、
受け入れがたいと感じる側面がある場合、
特に最初に生まれた子供が鏡となって、
その側面を見せてくれるようです。
親子という一番身近な関係性のなかで
子供の成長を通して親もともに成長していく関係性のようです。
子供の誕生とともに親になりますから、
完璧な親であろうとするよりも
親子でともに成長していくこと、楽しむことの方よいかもしれませんね。
親子や家族関係に、どの形が良いというようなものはありません。
他の親子や家族関係と比べることなく
それぞれが心地よく、自分らしくいられる関係性が幸せで、
そのような関係性を築けていければよいですね。