よく平穏無事で毎日が穏やかに続く安定した状態を望みやすくなりますが、その中でも毎日小さな変化や成長があり、人生の節目などでも大きな変化を迎えたりします。
時間も毎日過ぎ、同じ日はやってくることはなく、この瞬間は今だけです。
常に、変化し続けることが自然の法則です。
そして、変化しないことが不自然で、どこかに無理がかかっているか何かが違う状態です。
変化のタイミングがやってきているのに、現状維持をしようとすると執着になります。そして、執着して現状維持を図ってもあまり良い結果にはつながらないでしょう。
なぜならば、過去の状態を維持することであり、今の変化した状態にはそぐわなくなっているのですから。どこかに無理がかかり歪がでてきます。
日々変化するなかで、ある程度の安定した状態を維持するかということのためには、その都度状況に対応していくことが必要になります。
そのために必要なのは、俯瞰してみること、客観的に全体とポイントを観ることです。
仕事であれば、全体の流れと自分自身のする必要のある事(ポイント)ですし、何かの出来事であれば、その起こった状況や背景が全体となり、ポイントはその中で自分がどのように感じ、どのように行動することが出来るかまたは必要かなどを観ることになります。
そうすることで、日々変化する中で、状況を把握した状態で自分自身がすることをどのようにすることが出来るかを知ることが出来ます。
そして、安定した状態といのは、これまでの状態を維持するのではなく、今の状態に対応していかに自分らしくいれるかということを優先することです。
安定しているように見えて、実際は、状況も人も変わって変化しているので、その変化の中でバランスが取れている状態が安定していると多くの人が認識している状況です。
執着するときは、この安定させる対象が入れ替わっている状態です。
例えば、年齢を重ねて高齢になると動きが制限されるようになってくることがあります。その場合は、その人の状態に合わせて、周りの環境をその人に合わせて変化させることが必要になるのですが、これがズレていると、環境に合わせて、その人を変えようとするおかしなことが起こります。
他の例としては、あなた1人ではなく、多くの人が関わる場面では、あなた1人のために全体の状況を変えることはできませんから、この場合は、状況に合わせてあなたの対応を変化させることが必要になり、そうすることで環境とあなた自身のバランスを取ります。
このズレに氣がつくためにも、全体とポイントを俯瞰してみることは重要です。
わたしたちは変化し続ける自然の法則のなかで生きています。
そして、その中で自分らしく人生の役目を果たすために、俯瞰して全体とポイントを観ることが必要になります。