二極化・対極化してものごとを見ていませんか?
「良い」・「悪い」とか、「正しい」・「間違い」とか、「敵」・「見方」など、二極化や対極化してものごとを見ているならば、その見方を手放しましょう。
故事に「万事塞翁が馬」というのがあります。
不幸と思ったことが、幸いになったりと先の事は予測できないという意味や、
起こった出来事に一喜一憂して振り回されないようにという意味や、幸せだからと言って油断してはいけないし、
悪いことが続いたからと言って落ち込む必要もないという意味や、
幸せだと思っていたものが、不幸の原因になったり、逆に禍の種と思っていたものが幸運を呼び込むこともあるというような
様々な解釈があります。
審判(ジャッジ)をしないということでもあります。
起こっている出来事に対して、審判(ジャッジ)することで、その思考に囚われると私たちの内側には、ものの見かたに偏りが生じてしまいます。
そして、誤解が生じたままコントロールしようとすることで、避けられる可能性のあったものを避けられなくなったり、経験しなくて良いものを経験することになったりもします。
経験していることは、人間の世界では何らかの必要性があって経験することが多いものです。
その状況のなかで、自分が出来ることは何なのかを自分の内側に問いかけることの方が重要で、そして、経験していることによって何等かの氣づきも得られます。
昨日、気づくことで人生の方向性を変化出来ることについてお話ししましたが、誰かに変えてもらうのではなく、自分で変えることが求められます。
その際に、偏ったものの見かたをしていると適切な対応や行動をとることが難しくなります。
固定概念や偏見に囚われずに、ただ状況をありのままに見て、そこで出来る対応を平常心で行っていくことで、事態は変化していきます。
あなたの思いは、周囲に影響を与えますから、あなたが何かを思うとき、行動する時、感じるとき、あなたはどのような状態でどのような思いでいるのかを確認してみましょう。
あなたの状態があなたの周囲に影響を与えます。
人はコントロールすることは出来ませんから、自分自身の感情や思考をコントロールして適切にもたらしていくことで、最善の状態をあなたは創りだすことができる可能性をもっていますよ。