やる氣が起きないと感じて何をやっても動けない時もあります。
勿論、動き始めることや取り掛かり始めることでやる氣が起こって集中できるようになる時もあるのですが、その時の状態は動けるけど氣持ちが乗らないだけという感じです。
先述の何をやっても動けない時は氣力が足りない時です。
ショックを受けたとき、肉体とエネルギー体がずれていてなんだかフワフワした感じや、自分が自分では無い感覚があることも有ります。
ショックによる氣力不足、氣力の漏れは、先ずはショックの状態をケアして、本来の自分自身にもどることが必要なのですが、自分1人では難しくサポートが必要になります。
それ以外の氣力不足や氣力の漏れは、補充することが必要になります。
その前に、体にだるさがある時には早めに病院に行って診てもらいましょう。
その後、氣力を補充するために日常でできることは、食事を消化の良いものに変えて胃腸の負担を減らすことです。
わたしたちの肉体を維持するための食事ですが、それだけではなく、氣力・エネルギーも生み出すための食事でもあります。
エネルギーを補充しようと思い、多量に食べたり脂っこいこってりとした食事をしたりすると、余計に胃腸に負担をかけてしまいさらなる氣力不足に繋がります。
氣力が不足しているのは、上手く消化吸収することもできずに栄養の吸収が上手く出来ていないということですから、まずは、胃腸を休めつつも栄養を摂ることが必要になります。
暴飲暴食を避けて、お粥や太陽の光をしっかり浴びて育った野菜を蒸した温野菜、湯豆腐などで栄養を摂取して、しっかりと睡眠をとることです。
これは、季節の変わり目で体調が変化しやすい時期や、胃腸がお疲れ気味の時にも有用です。
また、私たちにはそれぞれの自然とリンクした生体リズムがあり、氣力が充満していて活気に満ちている時期と、次第に氣力が下がっていく時期がありますから、そのような時にも、氣力の増減を感じることがあります。このような時期にも、暴飲暴食を避けて規則的な生活と、胃腸に負担をかけない食事をして、大きなエネルギー・氣力を使うような行動は控えて蓄えることをメインにしましょう。
病気ではなく、肉体とエネルギー体のズレが修復されて氣力漏れが止まっているならば、次第に氣力の補充ができるようになると、次第に氣持ちも軽くなり行動しやすくなります。
氣力を貯める時期は、氣力だけでなく何かを学んだりして自分の教養のためにも良い時期で、次の行動のための基礎になる知識を蓄える時期でもあります。
貯え養分があるから次に行動する時に充分に行動することが出来るのです。
氣力が足りなくて動けない時には無理をして動くよりも、次の機会のために貯える時期として滋養する時期とした方が自然のリズムにも調和しやすく無理がありません。
動きたくても動けない時は、蓄えて備える時です。
充分に充電できたとき動けなかったのが嘘のように動きやすくなります。