今年の長雨で日照不足だったパフリカが、梅雨明けとともに急に実が成長するスピードが速くなり、一気に大きくなり始めました。
日照不足の時は、咲いた花もいくつか落ちて、実が成るのか氣になっていたのですが、太陽の光は偉大ですね。とはいえ、太陽の力だけでなく、実をつける準備を整えていたからこそ、いざと言う時にすぐ対応できるのですよね。
目に見える変化はなくても、“その時”を待つ間に準備を整える。
ことが起こってから対応するのは充分な力を発揮できない可能性もあるので、落ち着いて対応するための準備期間です。
それに、準備が整った時にその時がやってくることも有ります。
その時をただ待つだけでは、準備が整っていないのならばいつまで待っても、その時はやってこないかもしれません。
停滞しているように感じるとき、それは力をつけるときです。
それまでの力を使い、今の地点にたどりついたのです。これから次の地点に向かうための力を蓄える時です。
焦らずに、毎日を丁寧に積み重ねることです。
変化を好む質の人にとっては、停滞している時は、辛く感じるかもしれません。
でも、違う見方をすると、停滞しているということは安定していることでもあります。
安定している時期にこそ、力を蓄えることがしやすい時期になります。
力を蓄えている時には、出来ていないことに意識が向きがちですから、自分が成長していることには氣がつきません。でも、氣がつかないから準備を整い続けることもできるのです。油断や傲慢にならずに前に進むことが出来るのでしょう。
自画自賛して、自分を認めることはしても、それは達成感や『やれば出来る』と言った自己信頼感を経験することになるからで、尊大になる事とは違います。
『自分は凄い!』『自分は偉い!』『自分は特別!』と思っているならば、その人の成長はそこで止まります。そして、自分の真の状態を観ることも難しく、氣がつくことも難しいかもしれません。
目の前のことを丁寧に積み重ねていく経験は、あなたを磨いていきます。
次の“その時”の地点に着いたら、あなたがどのように成長したのかを確認することが出来ることでしょう。
ただし、どのように変化するのかは、わたしたちが日々の中であなたの質をどのようにもたらしているのかによって様々です。
今の積み重ねが未来となります。
いきなり未来が素晴らしいものになるのではなく、今のあなたが毎日をどのように過ごすかが未来を創ります。