ある方がお母様から言われた言葉「信頼しても信用するな」
“信頼”と“信用” 似たような感じがしますが、言葉の意味を辞書で調べると
信頼:信じて頼りにすること。頼りになると信じること。またその気持ち。
信用:確かなものと信じて受けいれること
それまでの行為・業績などから信頼できると判断すること。
また世間が与えるそのような評価。
ということで、“信用”は過去の出来事からの判断なのですね。
過去から現在に続いていて、現在もふくめつつ、これまでの結果をもとに判断したり、世間の評価ということで、きっと未来も大丈夫だろうという予想ということになりますね。
“信頼”は、時間という観点からみると、今この時という感じでしょうか。
“信用” は、社会的には、取り引きという形式上、何か判断するための材料として過去の結果も必要になるのでしょうが、受け入れるということは、相手が信頼して欲しいと相手からの要望ということになります。
“信頼” は、自分が信じる、頼りになると信じるということで、判断したのが自分自身になります。
信用調査とかはありますが、信頼調査とかはありませんし、その判断の基準が自分の中以外にあるということですよね。
世間が評価しても自分の内側がそうでないと感じるのならば、信頼していないということになりますね。自分の外側の判断の場合、その評価する基準になるものが変われば、評価も変わるし、振り回されることになります。
今この瞬間に、あなたがどのように感じているのかが大事なのです。
そして、過去の行為や業績は、あくまでも過去のものであって、今も大丈夫かと言われれば、何の保証もありません。毎日ニュースで報道される状況も、今、表に出ただけであって、それよりも前には既に行われていたということですから。
わたしたちは過去の経験を基準にして氣づきを得たり、学びを重ねたりすることもありますが、あくまでも過去は過去です。過去の基準が今の自分には当て嵌まらなくなっていたり、過去の基準は違っていたのかもと思うこともあるかもしれません。
わたしたちは、“今”を重ねることで未来を創っています。
過去にあなたが、何かそうではなかったと思うようなことがあったとしても、それはそれでありのまま受け入れ、そして、今あなたがなすことをどのようにするのか、ということの連続で未来が創られ、過去も生かされることになります。
今を生きましょう!