不自由な感じがするときは、何かとらわれているものがあります。

大学のキャンパスを持たずに、半年ごとに指定の6か国を移動しながら、すべて講義はオンライでなされ、定期テストはなく、講義ごとに都度評価されるという世界で最も入学が難しいと言われているサンフランシスコにあるミネルヴァ大学。

全寮制で、講義は予習してきたことを基にディスカッション形式で、教授は全体の1割程度しか話しをせずに、講義が終わった後、更に学生同士で質問したりコニュニケーションをとり、深めていくとのこと。

創業者のBen Nelson氏によると、せっかく大学で学んだのに、学んだことを社会に生かすことが出来ていないケースが多いことを疑問にもち、学んだことを生かすことができ、リーダーとなる人材を育成するために創設したとのこと。

 

また、カリキュラムも特徴があり、国を移動することで、その国の文化に直接触れることになり、自分の固定概念が通用しないことを経験したり、実際に社会貢献をすることで、思考を使う知識だけでなく、経験を通して学ぶことや、気付くことがあり、実際の社会にでたときに、知識をどのように活かしていくのかなどに気付くことが出来るようになっています。

 

世界中から集まった学生と生活を共にし、数か国を移動することで、思考が自由になっていきます。概念は育った環境(国、地方、家庭など)によって様々で、それらは、相手を理解しようとするときには役に立ちません。また、相手の国や人の中に入っていくときにも自分の概念はあまり重要ではなくなります。

 

先生から何かを教えてもらうことや基礎的な知識は高校くらいまでで、大学は自分で考え知識を実際にどのように生かすかを考えていく場とも言われています。

教えてもらうことをそのまま鵜呑みにすると、刷り込みや価値観の刷り込みなどになりがちですが、自分で考えるということは、外側にある情報をいったん自分に落とし込みをしながら、自分はどのように感じるのか、思うのかということを整理することになります。

 

そして、実際に社会貢献としてボランティアなどの活動をすることで、それは、思考だけに留まらずに、経験を通して自分のものとなり、思考と感情と肉体が統合されます。

これまでの価値観や概念が手放されていきますから、地球全体が自分の家になり、小さなことにこだわる必要もなくなっていきます。

価値観の多様化も進み、日本でもこれまでの概念を超えて生きる人が増えてきています。

これからは、もっと大きな視野でみて、新しい価値観や概念が創られ全体と繋がっていく世の中になっていくのかもしれませんね。

概念を手放すと自分の新しい世界が広がります。