一般常識と言われるものや、規定の概念や「○○あるべき」と言うような思い込みの捉われると苦しくなりますよと言うお話しは度々触れてきましたが、それとは少し逆の『自分のルール』を持つことも必要ですよと言うおは話しです。
自分が苦しくて不自由な思いをするような自分を縛るような捉われは、本来の自分に必要のないものの可能性が高いので、確認して手放していくことが必要でした。
捉われることで、視野も狭くなり多角的に観ることが難しくなるので、氣づきも起こりにくくなります。
では、何にもとらわれないということだから、行き当たりばったりで、その時の『楽しい!』『幸せ!』と言う感覚に任せて何でもOKなのかというとそうではありません。
自由でいるためには責任があります。
その責任とは、あなたらしくあなたの人生の役目を負って果たすために生きる範囲であればという責任になります。
ですから、やりたい放題、好き放題で、『自分さえよければ』という自分勝手がOKということにはなりません。
そのあなたの人生においてあなたの役目を果たすためのルールのようなものは必要になります。
このあなたの人生の役目を果たすためのルールのようなものは、あなたらしくいるためのルールと言うことにもなります。 そのルールを作る大本になっているのはあなたにとっての真実・今のあなたにとって大切なことで、それに従って生きるためのものになります。
ですから、まずはあなたが大切にしたいことが何なのか・今のあなたにとっての真実は何かということを見出し続けることは必要になります。
そして、このルールがないと、いつも人に合わせてばかりで真の自分というものがない状態であったり(自分の意見もない)、内側で感じることがあってもそれを表現することが出来ずに、ずるずるとその状況に甘んじて、我慢することや妥協することになったりします。
ここでの我慢というのは、勿論お互いが尊重しあって調整しますから、全て自分の思い通りということは難しいのですが、『お互い納得をして』という摺合せがないということです。
ルールというようなものとして、例えば、
『自分の人生の責任を果たすために、自己ケアとして身体のメンテナンスはしっかり行おう。』
『誰かが我慢することで成り立つ幸せではなくて、お互いが幸せでいられる関係性を築こう』
『私のことを大切にすることが出来ない人とは、距離をおこう』
などが当て嵌まります。
これらのルールのようなものがあるので、違う道に逸れたりすることを防ぐことが出来るのです。
これは人生においてだけでなく、人との関係性全般にもルールのようなものは必要になりますし、恋愛や仕事などの他の場面でもそれに対応するルールのようなものがある程度必要になります。
そのルールがあるなら、あなたはあなたの人生をブレないで進むことが出来るのです。