ヨーガ(ヨガ)は、自分自身を客観的に観ることと健康に責任をとることを助けます

鹿児島市精神保健福祉交流センターのデイケアのヨーガクラスの参加のみなさん、まだ2回目にもかかわらず、呼吸と動作を連動させるように集中して取り組まれていらっしゃいます。

 

普段、わたしたちは何かの動作をする時、することに集中しているので体の感覚をあまり細かく注意を向けることは殆どありません。

しかし、ヨーガでは呼吸に合わせて細かい簡単な動作をすることで細部に意識を向けて集中しやすいので、動かそうと思っているのに思ったように動かせないことに氣がついたりするのです。

これは、精神的な症状のある方だけでなく、一般的に普段あまりしない動きに対して、脳は体を動かそうと指令を出しているのに、動かない、指令が思った通りに伝わらないという感覚を経験します。

自分の体ではあるのですが、コントロールがうまくできないのです。

 

このコントロールが上手くいかない状態では、体の感覚を感じることが難しくなりますから、仕事で頑張り過ぎて疲れているのに、例えば疲れていることを感じられないような失体感と言われる状況になります。ですから、わたしたちは体の感覚に意識を向けて感じること、そして、思った通りに細かく動かせることも大事になります

 

最初はこのコントロールが上手くできない状態だったものから、続けるうちに段々とコントロールできるようになり、今度は出来なかったことが嘘のような感覚になるのです。意識して直接働きかけは出来ないものの、何度も訓練、練習するうちに出来るようになるのです。

目には見えないところでちゃんと成長、発達しているのですね。

 

慣れない動きを集中した状態でするので、精神的な症状のある方にはとても大変な時間で疲れる状況ではあるのですが、クラスが始まったときよりも終わるころになると、かなり体を動かせるようになっていて、リラックスと同時に心地よい疲労感も感じているようです。

激しい動きはしていないのに、終わったらとてもすっきりして、体中の筋肉を使った感じがするのです。

 

激しい動きではなく、ゆっくりとした細かいシンプルな無理をしない動きは、思考や心を落ち着けて、同時に身体の普段動かさない部分も動かすので可動域を拡げ、体を柔軟にすることもできます。

そして、自分自身を客観的に観ることを助けます。

 

スポーツなどの激しい動きは心肺機能を高めますが、筋肉の強化にはなりません。

ゆっくりとした動きに小さな負荷をかける動きは筋肉を強くし、体を柔軟にさせる働きがあるので、筋力低下による躓きや転倒予防など、若くて健康なうちからスタートするとその状態を維持することがしやすくなります。

 

呼吸法に併せて激しい動きの運動と、ゆっくりとした動きに負荷をかける運動を適度に生活に取り入れることで、健康寿命を延ばすことが出来ます。

緊張と弛緩は、免疫系、自律神経、内分泌系のそれぞれのバランスをととることができますので、身体を整えて自分らしくいることを助けます。

毎日の生活の中に、適度な運動を取り入れましょう。