ネガティブな感情ほど忘れにくい理由

昨日は、自分が何をしたいのか分からない時は、自分の感情と行動を観察してみましょう。感動したり興味を惹かれたりしたことに関して、小さなことでよいので直ぐに行動してみるとあなたが本当に遣りたいことが分かってくる可能性がありますよというお話しをしました。

 

夢を実現することやモチベーションを持ち続けることなどポジティブな側面についての内容になりましたが、感情はすぐに忘れて消えてしまうはずなのに、なぜ、ネガティブな恐怖や怒りなどの感情や経験したことを忘れてしまいたいと思う感情は消えないものがあるのかと疑問に思った方もいらっしゃることでしょう。

 

これは、脳の記憶のシステムによるもので、特に恐怖などのネガティブな感情を伴う経験の記憶は、忘れにくいと言われています。

そして、このようなネガティブな経験の記憶は、思い出すたびに自分自身でよりネガティブな解釈をして記憶の上書きをしている可能性があります。

実際には、そうではなかったことに、曖昧になっている部分に他の恐怖の記憶を加えて違うものになっていることも起こります。

 

この記憶を解釈するときに、ネガティブな解釈ではなく、ポジティブな解釈に切り替えることで、恐怖や怒りの感情を手放していくこともできます。

これには、自分1人ですることは難しいかもしれません。

第三者(セラピストやカウンセラー、コンサルタントなど)に話しを聞いてもらいながら自分で客観的にみることで、違う側面からの観方をすることが可能になり、そこから得られる氣づきなどで次第にポジティブな解釈に切り替えていくことが出来ます。

 

実際に経験をしたことは、無かったことにすることは出来ませんが、経験したことをどのように解釈するか受け止めるかということは自分自身で選択することが出来ます。

感情自体は受動的ですが、どのように解釈するか受け止めるかということは能動的な行動になります。

この行動により、記憶の解釈の切り替えをすることが可能で、過去の経験に捉われることなく自由になることが出来ます。

 

ネガティブな感情ほど記憶しやすので、感情を扱う時には客観的に観察をしていくことが鍵になります。

感情にフォーカスするのではなく、その感情が起こる事になった経験を視野を広げて客観的に俯瞰して観ることで、その経験が鍵になり今のあなたに繋がっていることに氣がつくでしょう。

過去の経験が栄養になっていることに氣がつくようになると、過去の経験はネガティブ・ポジティブという区別をする必要もなく、ただ経験しただけだったと思えるように変化していくこともあります。

辛い出来事は忘れなければならないものではありませんし、忘れることも難しいものですが、感情があまりにも辛い時には、助けを借りてみるのも必要かもしれません。